DOVER STREET MARKET GINZAとPaco Rabanneのコラボレーション
2018.11.01部屋に象を隠したのは誰?
この度、Paco Rabanne (パコ ラバンヌ)のクリエイティブディレクター Julien Dossena (ジュリアン・ドッセ ーナ) とベルギーの建築会社Office Kersten Geers David Van SeverenはDOVER STREET MARKET GINZA にてインスタレーションを発表しました。
ドッセーナは、既に常設されている英国人アーチスト Stephanie Quayleによってつくられたセラミック製の 実物大の彫刻作品「Elephant (2009)」と対話するかたちで、10メートルのメタルカーテンを取り付け、高さ 2.2メートルのカスタムフレームから吊り下げられた滝状に垂れたメタリックシルバーのパイエットスパンコー ルで作品を取り囲みました。
15,000以上のスパンコールと30,000個のリングで構成された動きのあるメタル製の「ファブリック」は、パ コ ラバンヌの伝統的な「アッサンブラージュ」を参照したものであり、1960年代にパコ ラバンヌ自身によっ て開発されたメタルをつなぎあわせてつくる服の技術です。
インスタレーションのタイトルは、「the elephant in the room」見て見ぬ振りをされた問題という英語のイデ ィオムを文字通りフランス語で翻訳された言葉遊びです。
今回のインスタレーションで製作されたカーテンは、メタリックメッシュと並んでパコ ラバンヌにとって最も 重要な記号のひとつであり、ジュリアン・ドッセーナが2018秋冬コレクション含め常にコレクションの中で展 開してきた典型的なパリジャンのワードローブにアクセントとして加えられている要素のひとつです。
さらに、このカーテンは、2018年4月にミラノで開催されたWallpaper*主催のSalone del Mobileのために ジュリアン・ドッセーナとOffice Kersten Geers David Van Severenが発表したメタリックメッシュの施さ れた小さなカーテンのインスタレーションプロジェクトの進化版で、DOVER STREET MARKET GINZAのス ペースに合わせて選ばれたパイエットスパンコールでつくられた大きなカーテンは、万華鏡のように周囲を取り 巻き濡れた魚のウロコのような効果を生み出しています。