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[ハーマンミラージャパン] 目黒区美術館と共同で第8回デザインキャンプを開催

2019.03.01

ハーマンミラージャパン株式会社 デザイン教育を通して地域へ貢献

目黒区美術館と共同で第 8 回デザインキャンプを開催

ハーマンミラーで、《椅子》と遊ぶ +イームズ 16mm 映画の上

米国に本社を置く家具メーカー、ハーマンミラージャパン株式会社(千代田区丸の内)は、 目黒区美術館と共同で第8回デザインキャンプ「ハーマンミラーで、《椅子》と遊ぶ」を3月 30 日(土)と 31 日(日)に開催し、デザイン教育を通して地域へ貢献します。

デザインキャンプは、ハーマンミラージャパンと目黒区美術館の共同ワークショップとして 2012 年に始まり、今年で 8 回目を迎えます。 今年は、一昨年にリニューアルしたハーマンミラーストアと新しくオープンしたショールー ムで、建築家の石田潤さんと、椅子を視たり、座ったり、スケッチしたり、椅子と遊ぶ一日。 そして、目黒区美術館で、同館が所蔵するチャール&レイ・イームズの作った 16mm 短編フ ィルム 34 本を贅沢に楽しむ一日。この 2 つのコースで構成します。

ハーマンミラー+目黒区美術館 デザインキャンプ#8 ハーマンミラーで、《椅子》と遊ぶ

第 1 日目 3 月 30 日(土) 10:30~16:30

1.ハーマンミラーで、《椅子》と遊ぶ — 座って・描いて・作ってみよう

講師:石田 潤(リンク建築設計工房 建築家)

会場:ハーマンミラーストア(東京都千代田区丸の内 2-1-1) ハーマンミラーショールーム(東京都千代田区丸の内 3-4-1)

2017 年 12 月に米国本社監修のもと、リニューアルオープンしたハーマンミラーストアで、近現代 のデザイン的に優れた椅子に座り、建築家の石田潤さんと一緒に空間を感じながら椅子について考 えます。さらに、解説を聞いたり、スケッチしたり、椅子をよく観察して立体的に愉しみます。午 後は、「人」を中心にオフィスをつくる考え方でデザインされた新しいショールーム(内装デザイ ンは FLOOAT, Inc.)で、椅子のカードをつかったコミュニケーションを楽しんだり、紙で小さな椅子 を組み立てたり、椅子に触れる 1 日を過ごします。

第 2 日目 3 月 31 日(日) 10:30~17:30

2.イームズ 16mm 映画の上映 — 目黒区美術館コレクション一挙上映!

ナビゲータ:降旗 千賀子(目黒区美術館 学芸員)

会場:目黒区美術館 ワークショップ(東京都目黒区目黒 2-4-36)

目黒区美術館は、チャールズ&レイ・イームズ創造の遺産展(2005)や、ジョージ・ネルソン展 (2014)を開催するきっかけになった、イームズ 16mm フィルムを約 34 本所蔵しています。今回 は、イームズフィルム全編を一挙上映いたします。今までほとんど公開されていないフィルムもあ ります。CG 技術が確立されていない時代の、ヴィジュアルコミュニケーションのパイオニア、イー ムズデザインの奥深さをご覧いただきます。

対象・定員:

1 高校生以上 20 名(事前申込制・先着順)

2 高校生以上 50 名(事前申込制・先着順)

*1, 2 のコースは別々にお申込みいただけます。

参加費: 無料

申込受付日: 3 月 8 日(金)から(先着順)

主催: (公財) 目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館

ハーマンミラージャパン株式会社

 

講師紹介: 石田 潤(リンク建築設計工房)

山田卓矢と建築家ユニットを構成する。ひとのすまいを周囲の環境から考え、いご こちのよい空間を創造し、コミュニケーションを重視した設計を得意とする。主な 作品は住宅や診療所。子どもたちや一般の人々への建築教育にも熱心に取り組み、 目黒区美術館では、時々ワークショップの講師を担当している。2011 年にはワー クショップ「飛び出せ!私の家」で、「JIA ゴールデンキューブ賞」を受賞。自然 環境復元の活動も行い、静岡県三島市で手がけた湧水池「緑と水の杜」は、「緑の 環境デザイン賞」「国土交通大臣賞」を受賞。

デザインキャンプとは

デザインキャンプは、2012 年の夏にハーマンミラージャパン株式会社と目黒区美術館が共同 で立ち上げたデザインをテーマにしたワークショップです。 「デザインとは問題を解決するためにある」という考えのもと、機能と美しさ、そしていつ までも変わらない質の高いデザインを作り続けているハーマンミラー。そして、1987 年に開 館して以来、企画展のみならず、ワークショップ活動も精力的に行い、美術館の可能性を広 げてきた目黒区美術館。この二者が、デザインというものがいかに人間の生活を豊かにして くれるかを、体験を通して共有でき、さらによりよい生活へとつなげられるような活動をと もにしたいと考え、その手段としてワークショップを選択しました。

<過去の開催>

第1回「紙であそぶ、紙でつつむ」(2012)、第2回「DRILL DESIGNのデザインドリル」(2013)、 第 3 回「視ることの再発見、ネルソンの『How to See』に学んでつくるビジュアルブック」 (2013)、第 4 回「視ることの再発見、ネルソンの『How to See』に学んでつくるビジュアルブ ック パート 2」(2014)、第 5 回「島崎信と視る、チャール&レイ・イームズの 16mm フィルム」 (2016)、第6回「色との対話 – 場と時間から立ち現れる色の思考体験 -」(2017)、第7回「こ んな椅子があったらいいな – 椅子をスケッチしよう -」(2018/都合により縮小して開催)

目黒区美術館について

1987 年の開館以来、多様化する美術を独自の切り口と斬新な視点でとらえた、新しい発見の ある展覧会やワークショップを積極的に開催しています。特に近年は、村野藤吾の建築展 (2015)、ジョージ・ネルソン展(2014)、包む―日本の伝統パッケージ(2011)、チャ ールズ&レイ・イームズ 創造の遺産(2005)など、デザインと建築に焦点をあてた企画展も 多く、高い評価を得ています。また、コミュニケーションを重視したワークショップ活動も 特色となっています。

ハーマンミラー社について

ハーマンミラーは、家具と、関連するテクノロジーとサービスを提供するグローバル企業で す。本社は米国のウェストミシガンにあり、100 年以上にわたり、人びとが働く、暮らす、 学ぶ、いやす、いかなる場所においても、人びとのために問題を解決する革新的なデザイン を世に送り出しています。ハーマンミラーのデザインは、世界中の美術館のコレクションに 選ばれていて、スミソニアン・クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館より全米デザイ ン賞を受賞しています。また、企業の社会的責任においてリーダーシップを持つ企業として 知られ、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスに過去 12 年間選出され、米国 の人権擁護団体ヒューマン・ライツ・キャンペーン(HRC)財団が毎年発表する企業内での公 平な扱いへの取り組み評価指数でも過去 9 年にわたり、最高点を獲得しています。2017 年度 の収益は 22.8 億米ドルで、世界中で 8,000 名近くの社員が働いています。シンボル名 MLHR で、ナスダック・グローバル・セレクト・マーケットに上場しています。

一般の方からのお問い合わせ先:

目黒区美術館 「デザインキャンプ係」

TEL: 03-3711-9558 (学芸係直通)

mmatoffice@mmat.jp