ジェイ・ダブリュー・アンダーソンがギルバート&ジョージと コラボレートしたカプセルコレクションを発表
2018.12.05JW ANDERSON X GILBERT & GEORGE: CAPSULE COLLECTION ジェイ・ダブリュー・アンダーソンがギルバート&ジョージと コラボレートしたカプセルコレクションを発表
「イギリスの現代芸術を語る上でギルバート&ジョージの存在は不可欠であり、私自身も深く影響を受けました。彼等の作品に 通底する『秩序と無秩序』というテーマは、ジェイ・ダブリュー・アンダーソンの創作においても重要なテーマであります。古 きを重んじながら新しさを探求する、そんな “イギリスらしい”創作のあり方を、今回のカプセルコレクションでは表現しまし た」 ジョナサン・アンダーソン（Jonathan Anderson）、クリエイティヴ・ディレクター
「ジェイ・ダブリュー・アンダーソン（JW ANDERSON）」は、イギリスを代表する反体制のアーティスト、ギルバート＆ジ ョージ（Gilbert & George）とコラボレートしたカプセルコレクションを12月3日より販売開始します。
ギルバート＆ジョージの活動と、彼等の作品中で扱われる「マスキュリニティ（男性らしさ）」と「モダンライフ（現代生活）」 というテーマに着目し、今回のカプセルコレクション、そして2019年春夏コレクションの一部分の題材として、アンダーソン は「Guard Plants」（1980年）、「Dog Boy」（1980年）、「Heavy」（1988年）の3つの作品を選びました。
生活と制作を不可分のものとして活動してきたギルバート＆ジョージの作品の本質は、彼等が50年以上住むイーストロンドン にあると考察したアンダーソンは、活動を始めた1980年代当時のイーストロンドンの空気感、また平凡な日常の中に特異さを 見出す彼等の鋭敏な視点を、今回のカプセルコレクション中に反映させようとしました。
ライダースジャケット、ブレトン・ストライプのトップスやショーツ、コットンを使ったビッグシルエットのチュニック、Tシ ャツ、スウェットから構成されるカジュアルなサマーカプセルコレクションの主役は、アクリルとシルクスクリーンインクでプ リントされたギルバート＆ジョージの作品。特に、大ぶりなバッグの数々は、彼等のグラフィカルな作品の魅力を余すところな く伝えるものです。
悪戯で挑発的、それでいて深遠なギルバート＆ジョージの作品世界は、アートブックを通して更に探求されました。『The Pleasure Book for Boys with JW Anderson & Gilbert & George』と題されたアートブックは、ベンジャミン・ブルーノ (Benjamin Bruno)によるスタイリング、アラスデア・マクレラン（Alasdair McLellan）による写真、そしてエムエムパリス （M/M Paris）によるブックデザインで構成され、ジョー・アン・ファーニス（Jo-Ann Furniss）によるギルバート＆ジョー ジへのインタビューも収録されています。
本アートブックために、ギルバート＆ジョージの自宅やスタジオ内の最もパーソナルな空間へのアクセスが許可され、撮影は行 われました。彼等の作品に登場するイギリス人の若者達を彷彿とさせるようなメンズモデルの他に、アーティスト本人達もモデ ルとして参加。本アートブックはジェイ・ダブリュー・アンダーソンのウェブサイトで12月19日より販売開始します。
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本カプセルコレクションは「マッチズファッション・ドットコム（MATCHESFASHION.COM）」とのエクスクルーシブのパ ートナーシップのもとにローンチします。オンラインストア及びロンドン・メイフェアのストアスペースでのカプセルコレクシ ョンの販売の他、ギルバート＆ジョージの作品にインスパイアされたインスタレーションが 2 週間にわたりストアスペースで 展示されます。12 月10 日からは、ジェイ・ダブリュー・アンダーソンのウェブサイトでもカプセルコレクションを販売開始 します。
ギルバート＆ジョージ ギルバートは1943年、イタリア・ドロミーティ生まれ。ジョージは1942年、イギリス・デヴォン生まれ。セントラル・セン ト・マーチンズ在学中に知り合い、1967年よりアーティストデュオとして活動を始める。自作自演のパフォーマンスやビデオ 作品を制作し、自らを彫刻作品として定義する「リヴィング・スカルプチュア」という概念のもとに今日まで制作を続ける。二 人のなすこと全てがアートであるという概念のもと、社会全体やアート界におけるタブーについて作品を通して果敢に言及。ア ーティスト自身の精神的・経済的犠牲を伴う制作を以ってしてのみ、アートがアートとしての意味を持つのだと考える。作品を 通して度々問われるのは「マスキュリニティ（男性らしさ）」と「モダンライフ（現代生活）」という二つのテーマ。ヌードの セルフポートレイト作品では、それまで男性の「力強さ」の表現に用いられてきたメールヌードの手法を、逆に男性の「脆弱さ」 や「繊細さ」の表現に用いた。作品の制作場所、そしてインスピレーションのほとんどは、彼等が50年以上にわたり生活と制 作の拠点とするイーストロンドンに由来する。道端の木々や標識、地面にへばりつくガム、新旧の建築物など、彼等の作品は移 ろっていく都市とそこにある暮らしのポートレイトとして捉えられる。性差、宗教、腐敗、暴力、希望、恐怖、愛国、中毒、死 …、つまりは人生そのものとその複雑さとを作品を通して描き出している。
「私達の作品の題材は人生そのものです。生きることは時に苦痛です。毎日・毎秒、地球は回転し続け、世界は止まることなく 活動し続けていると知るのは耐え難い苦痛です。しかし、都市、砂漠、ジャングル…、地球上の様々な場所にある暮らしについ て思いを馳せると救われます。人生とその複雑さに皆がそれぞれ向き合っているという事実、それこそが私達の創作のインスピ レーションなのです」 ギルバート＆ジョージ、アーティスト
マッチズファッション イギリス・ウインブルドンで30年前に一軒のブティックとして始まったマッチズファッションは、今日に至るまでにメンズ及 びウィメンズの450を超えるブランドを取り扱い、176カ国に顧客を持つ、世界最大のラグジュアリーファッションECに成 長しました。世界で最も“パーソナル”なショッピング体験を提供することをミッションに掲げ、オンラインではパーソナルスタ イリングの専門チーム「マイ・スタイリスト（MyStylist）」による24時間365日対応のコンシェルジュサービスを、またロ ンドン・メイフェアにオープンしたストア、イベント、スタジオから構成される複合スペースでは、体験型のショッピングサー ビスを提供しています。