NEWS

写真集「Buena Vista」刊行記念 竹沢うるま写真展を7月31日から開催

2015.07.14

1959年のキューバ革命以降、イデオロギーの狭間で翻弄され続けた小さな島国が積み重ねてきた時間が生み出す独特の空気感。そして駆け抜けてきた時代の疾走感。写真家竹沢うるまが音を頼りにキューバを旅し、それらを写真に収め、今回展示する。
いままさにひとつの時代が終わり、新たな時代に入ろうとしているその瞬間、そこに存在する時代の音を、写真で記録する。

「三年弱にわたる長い旅を終えて日本に戻り、しばらくしたとき、耳が覚えたキューバの音が忘れられずに、僕は再びキューバを訪れることになった。ハバナの街は変わらず音に溢れ、潮の香りに包まれていた。僕は再び耳が感じるままに、キューバを旅した」(写真集「Buena Vista」あとがきより)
 

期 間 : 2015年7月31日~8月9日(無休)12時~19時
会 場 : AL  東京都渋谷区恵比寿南3-7-17 03-5722-9799 www.al-tokyo.jp
展示点数 : 約30点
 

◆ギャラリートーク 作家がキューバを旅したときの話を交えて、作品説明などをします
8月2日 14時~15時
8月9日 14時~15時
 

竹沢うるま プロフィール
1977年生まれ。写真家。
同志社大学法学部法律学科に入学。在学中、沖縄を訪れて海の中の世界を初めて見て驚き、自身が見て感じたことを記録に残そうと写真を始める。その後、アメリカ一年滞在を経て、独学で写真を学ぶ。卒業後、 ダイビング雑誌のスタッフフォトグラファーとして水中撮影を専門とし、2004年より写真家としての活動を本格的に開始。2010年3月より旅立ち、1021日103カ国を巡る旅を終え、現在に至る。代表作は写真集「Walkabout」(小学館)とその対になる旅行記「The Songlines」(小学館)。2014年度 第3回日経ナショナルジオグラフィック写真賞グランプリ受賞。
URL: uruma-photo.com
* Uruma は沖縄の方言で珊瑚の島という意味